婚活サイトでの戦い(スクショもあるよ)
巷では「婚活パーティ」とか「婚活サイト」とか、そういうのが人気だ。
「婚活パーティ」はまだしも「婚活サイト」や「恋活サイト」というのは一昔前なら「出会い系」で片付けられそうだが、ここを通じて知り合った人と結婚したという人は多くはないが少なくもない。
Facebookアカウントを使って登録できるサイトも数多くある。
これは、私が
「やばいな〜〜そろそろ結婚相手として彼ぴっぴ作らなきゃならんかな〜〜」
と思い始めて登録をし、その後業者と遭遇した物語である。
ザラにいると思うから、やるならみんな気を付けようね。
婚活サイトについて
Facebookをやっている時に広告として出てきた婚活サイトに登録した。
この婚活サイトは聞いたことのある大手が運営しているサイトだった。
検索をかけるとこのサイトはやはり安心安全が売りで、サクラはゼロです!と言われていた。
つまり、全ユーザーが企業の雇ったユーザーではなく、しっかりと婚活しているユーザーだということだ。
顔写真は変更しない限りFacebookと連携したのでそちらのアイコンが使用される。
名前もイニシャルに変えられていて、Facebookでの友人数が何人かというのも大まかに出ていた。
このサイトの場合、この友人数はとても重要である。
友人数が極端に少ないというのは、このサイトに登録するために急遽作られたアカウントだと疑ってもいい。
つまり、いわゆる出会い目的や、業者である可能性が高まるのだ。
人数がそこそこいるというのはつまり、ちゃんとしたアカウントだということの裏付けになる。
ほんとかなあ。友達少ないだけかもしれないじゃんね。
サイトにもよるが、女性もこのサイトは有料だった。
メッセージのやりとりをするにはお金を払う必要がある。
といってもものすごい安価。
100円ちょっとかな?
しかも1回払うだけで大丈夫だった。
ちゃんとこの人ですよという最低限の証明になる写真を運営に送信し、すぐに本人確認が取れた後に私は「まいっか」程度の気持ちで払った。
ちなみに男性は月額数千円とかである。
婚活パーティーもそうだけど、男性だけやたらめったら高いね。
ちなみに以前参加した婚活パーティーについては漫画にしたものがあるので、
よければご覧ください。
婚活パーティー行ってきたレポ① pic.twitter.com/mxqRuft1JL
— 藤美かとり (@katori_tan) 2017年5月16日
婚活パーティー行ってきたレポ② pic.twitter.com/pOCQKD4ulS
— 藤美かとり (@katori_tan) 2017年5月17日
婚活パーティー行ってきたレポ③
— 藤美かとり (@katori_tan) 2017年5月28日
あとでまとめも描きたいところ pic.twitter.com/6j4NDp9cAz
婚活パーティー行ってきたレポまとめ pic.twitter.com/clL9DYcOMP
— 藤美かとり (@katori_tan) 2017年5月28日
さあこれでメッセージのやりとりができるようになった。
あとは気になる人に「いいね」をつけたり、つけられたりである。
自分が「いいね」を付けた相手から返される、あるいは「いいね」を付けてくれた人に返す。
こういったお互いに「いいね」状態になると「マッチング」ということになり、メッセージのやりとりができるようになる。
最初の1通ではLINEなどの連絡先を教えることは出来ず、2通目から可能になる。
まずは話してみて気が合いそうなら、ということだ。
出会い
ある日年上のイケメンからいいねを貰った。
いただいていたいいねの中で、まるで輝くようにその顔写真はイケメンだった。(失礼)
モデルか?
舞台俳優か?
そんな感じのイケメンなので、これを読んでくださっているあなたは好きなイケメンを想像してほしい。
そうそうそんな感じ。
そんなイケメンからいいねが来たのだ。
びっくりするよね!
こちらからもいいねを返し、晴れてマッチングとなった。
「大地っていいます!もし良ければよろしくお願いします!」
という爽やか好青年の塊みたいなメッセージが来た。
イケメンは中身も爽やかなのか。
「かとりといいます!いいねありがとうございました!よろしくお願いします!」
こうして大地氏との連絡が始まった。
そしてあるタイミングで、分かる人なら「あ〜…」となるメッセージが来る。
「俺実は有料コースが今日で終わっちゃうんです…良かったらこれメールアドレスなのでメールしてください!」
月額有料も大変だな…と感じた。
なるほどなるほどと思った私はとりあえずメールを送ることにする。
ここから先はメールの履歴が残っているのでそのスクショも交えて行こうと思う。
怪しさ満天レストラン
メールをこちらから送信するとすぐに返事が返ってきた。
よーしとりあえずメールするぞ〜。
32歳の部長かあ…すごいなあ…。
管理職…きっとお仕事も大変なのだろう。
…というかイケメンで結婚適齢期で部長なのに彼女がいないの?
なんで?性格に難アリなのか?
かとりさんこの辺りから疑い始める。
この当たり障りのない感じ。
その後もやりとりは続く。
とここで頼んでもいないのにまた顔写真が送られてきた。
マスクをつけたイケメンの写真である。
こんなに写真送ってくるなんて…ナルシストか…?
それとも実はこの写真は他人の写真なのでは?
ちなみにこの後乗っている車の車種と写真が送られてきた。
おそらく高級車なのだろうが、車に興味のない私にはどうでも良かった。
正直車は「車輪の付いた箱で移動に便利」程度にしか思っていない。
大地氏のこの攻撃は私には効果はいまひとつのようだった。
その後好きな食べ物の話などをしたあとにこのメールが来た。
いやいやいや出会うまでが早い。
こんなんいくらイケメンでも無理だし怪しすぎだろいい加減にしなさい。
そして私の疑いを確信に変えるメールが届き始める。
それメール跨いでする必要ある?
「聞いてもらえる?」→「嫌だ」ってなったらどうすんの?
段々自動入力される「iPhoneから送信」すら疑い始める。
この流れでこの設定はいかにも作り話すぎる。
誰か芝刈り機持ってきて。
そして大地氏は本当にそういう生涯を過ごしてきた人に向かって土下座しろ今すぐに。
信じられない告白をイケメンからされて笑いながらとりあえず心配している旨を送信する。
私あまりこういう表現好きじゃないし、ちゃんとした日本語使いたいから使わないんだけど、あえて言うとすればウザい。
その後私も「びっくりしたけど大丈夫だよ…」的なメールを返した。
お礼を言ってきた後にまたこれである。
だから早いっつーの。
もしかして全身局部だったりする?
考えるための脳みそって付いていないのかな…。
急展開
だ、大地氏ーーーーーーー!!!!
見てこの突然の怪文書。
本当にこれは普通にびっくりした。
世の中では部長も非常階段の点検をするんだな。
管理職というのはなかなかに大変な仕事である。
余談だが私はかつてiPhoneを横断歩道に落とし、車にもろ踏まれて液晶バリバリ保護シートぱさぱさになったものの本体は普通に生きていたことがあった。
大地氏は落とし所が悪かったんだなー。(適当)
本当にドジだなお前は。
非常階段と結婚しろ。
メールを返さず放置していると再びメールが来た。
ひゅー!
こんな短時間で携帯ショップまで行ってきたのかいご苦労さんなことだ。
なんだかこう、うまく伝わるか分からないけど。
よくあるバトルものの漫画で、味方だと思ってたやつが突然グロテスクなモンスター化を果たし、それでもなお平然とこちらに話しかけてきている感じ。
さすがに腹が立ってきたのと意味が分からないのとで「よく分かりませんね?」と返信してみた。
もはや設定がバラつきすぎで意味が分からない。
突然のTAMARI場とやらの運営登場である。
大地氏。
聞こえていますか。
もし次もまたこういうことをやるのなら、
もう少し現実味のある設定にしましょうね。
こうしてイケメンとの戦いは幕を閉じた。
通報
即刻婚活サイトで通報した。
翌日くらいに返信が来て、
「ご迷惑おかけして申し訳ございません」
「該当のユーザーは退会処分に」
といった旨だった。
迅速な対応をありがとう運営。
見に行ったら確かにいなくなっていた。
あのイケメンとのやりとりも消えていた。
さようなら大地氏。
嫌気がさしたので退会したが、
紆余曲折を経て再び登録することになったのが昨年である。
ちなみにこのサイトは1度退会すると3ヶ月再入会できない。
ここもまた業者対策とかなんだろうなあ。
新たな出会い
さあこうして再び始めたわけだが、つい昨日割りと私好みの殿方からいいねをいただいた。
こちらもいいねを返すとマッチングとなり、メッセージのやりとりを開始することにする。
仲良くってアバウトなこと言ってくるお兄さんだな〜と思いつつ返信した。
察しのいい皆さんなら気付いたであろう。
いい加減にしてほしい。
運営は何をしているのかね。
いやきっと一生懸命業者は排除しようとしているのだろうが、追いつかないんだろう。
お疲れ様です。
このあと
「えーっと、業者の方ですか?」
と送信したが返信は来ず、
日付が変わってふと見てみれば存在は消えていた。
せっかくだから指定されたLINE探してみたところ発見した。
やはりどことなく怪しさの漂うアカウントだった。
というかそもそも業者でなければ
「え?業者?なんのことですか…?違いますよ〜!」
などと返してくればまだ良いものの、無言で消えていったのだ。
自分で認めたようなものね。
さすがに退会した。
前回も今回も業者にぶち当たったぞ!という旨を明記して退会した。
二度とあそこはやらない。
大手だからって安心していては駄目だ。
おわり
そもそも純粋に相手を探している人たちに失礼である。
運営側がどんなに気を付けていても業者はいる。
もうイケメンは大体業者だと思いたい。
2人目は通報できずに終わってしまったので、今もまだあのサイトの中で次のターゲットを探していることと思う。
もちろん普通にちゃんと結婚相手を探すつもりで探している人もたくさんいる。
見分け方などといったサイトもあるので、もし今後やってみたいという人はそこも気にしてみると良いかもしれない。
- やけにイケメン
- 年齢のわりに高スペックすぎる
- 個人的な質問などではなく当たり障りないことを聞いてくる
- すぐに(2通目くらいで)連絡先を聞いてくる
- 頼んでもいないのに自撮りを送ってくる
- 「俺もうすぐ有料期間終わっちゃうんだよね」
今回は大手企業の有名媒体が運営しているだけあって、正直ちょっと驚いた。
暇な人間はどこにでもいるんだな。
そんなに暇なら私の職場人手足りないから手伝いに来てほしいものだ。